塗装は、同じ色・車種でも、お車の使用状況・置かれている環境で、車のそのものの色が微妙に違っていきます。新車で買って車検1回通した使用年数の車のドアをぶつけた、それで新品のドアを交換で取り付けた場合、ドアだけが新品の色と言う、他のボディー部分の色と、全くマッチングしないと言う現象がが起こるのは火を見るよりも明らかです。
それを避けるため、約半世紀の歴史と経験の遠藤自動車の塗装技術で、殆ど違和感なく塗装を仕上げていく・・・それこそが正にプロの仕事と自負致しております。
塗装作業とは、ボディーを板金修理した後にボディにマッチした色を塗装して、板金をしていない周りのボディの色合いとなじませて、塗装部分と未塗装部分の境目の識別が殆どつかないレベルにまで綺麗に仕上げる作業のことです。
殆どの金属は、空気中の酸素に触れる事で錆てしまう固有の性質があります。
特に真鉄は表面の錆が内側に進行・浸蝕するとても厄介な性質なので、塗装は塗装表面の見た目の美しさだけでなく、最終的には
車体の劣化を抑えて長持ちさせる為に不可欠な作業なのです。
塗装は主に3つの作業に分類されます。
具体的には以下の様な作業になります。
下地工程とは、板金後に出来たしまった小さなデコボコを綺麗に平面もしくは元のボディのラインと同じにならすために、板金後のボディ表面にパテを塗った後に研磨するのと、錆を防止や、耐水性向上用にサフェーサー(下地塗料)を塗る作業の事です。
塗装工程とは見たままです。車の色を調合して表面に塗っていく作業です。
ここでは勿論車の色に合わせて色を調合していきます。他にも気を付けて作業する部分は、外で自然光が照射された場合の光の反射や様々な条件も踏まえて、本来の破損前の色に殆ど同じ色を調合して適した機器で塗装していきます。
磨き工程とは、塗装工程の際に付着してしまった、小さなほこり・ゴミ等を除去して、表面を更に磨き、結果塗装面を滑らかにして行く作業です。磨きには主にサンドペーパーを使います。粗めの番手から磨きを始めて、徐々に番手の細かいペーパーに移行していき、最終的には細かい部分まで塗装・研磨ムラの出ない様に 丁寧・綺麗に磨き上げて仕上げを完了すると塗装は完了となります。
以上が板金修理の簡単な分類です。
では実際にはどんな塗装作業をしているかは「板金と塗装の作業工程」のページに具体的な例を取り上げてますのでそちらを参考にして、当社の塗装の技術をご確認頂ければ幸いです。